サイディングの隙間に潜む危険とは?プロが教える対策法
- s-ishida56
- 4月2日
- 読了時間: 4分
家の外壁は、住まいを守る大切な役割を果たしており、外壁塗装やシーリング、コーキング材による補修工事も欠かせません。サイディングは耐久性があり、デザイン性にも優れているため人気ですが、施工時の打ち合わせで決めた塗料やコーキング剤の種類、施工方法が原因で、隙間ができてしまうことも少なくありません。
こうした隙間は、雨などの外部からの侵入による劣化を招くことがあり、家全体の補修が必要になってしまうケースもあります。
サイディングの隙間とは
基本的にサイディングは板状の外壁材を並べて施工するため、あえて設ける隙間があります。施工の際はコーキングで目地処理を行い、雨水や風を遮るため、外壁塗装と合わせてシーリング材を使います。しかし、経年劣化や施工ミス、打ち合わせ時に確認が不十分な場合など、どうしても隙間が目立ってしまいます。たとえば、塗装が剥がれてしまい、コーキング材も劣化してしまえば、隙間が広がり、補修が必要な状態になってしまうのです。

隙間に潜む危険
・雨の侵入による影響 隙間ができると、雨が内側に侵入して、内装材や屋根の下地が湿気で傷んでしまいます。雨漏りがひどくなると、見た目だけでなく、家の構造そのものに大きなダメージが及ぶこともあり、何度も補修工事が必要な場合もあります。
・カビとシロアリの発生リスク 湿気がこもると、カビが発生しやすくなり、家族の健康に悪影響を及ぼすことがあります。また、湿った環境はシロアリの繁殖にも好条件となり、建物本体の劣化を進め、長い目で見れば大規模な補修が必要になりかねません。
・断熱効果の低下 隙間から風が侵入すると、エアコンの効きも悪くなり、冷暖房の効果が大きく落ちます。特に、リビングや寝室など快適な温度を保ちたい場所では、その影響が深刻です。
対処と補修の方法
・定期的な点検と外壁の補修 専門家による無料の点検を定期的に行い、コーキング材の劣化や塗装の剥がれ、隙間の発生を早期に発見することが重要です。一般的には2~3年に1度の点検が推奨され、必要に応じて補修工事を依頼しましょう。補修が必要な場合、信頼できる業者にお任せすることが安心です。
・高品質なコーキング材の使用 施工時に使用するコーキング材は、安価なものではなく、耐候性に優れた高品質なものを選ぶことが大切です。材の種類や塗料との相性も考慮し、長持ちする補修方法を検討することが、後々の工事費の節約にもつながります。
・定期的な外壁塗装 外壁塗装は、10年を目安に塗替えを行うことで、隙間ができにくく、外壁全体の保護効果を維持できます。継続的なメンテナンスにより、外壁やサイディングの美しさを保つとともに、塗装の劣化を防ぎます。
・具体的な対処法の例 例えばある住宅の雨漏りがコーキング材の劣化が主要な原因だと判明した場合は、まず劣化部分を完全に除去し、下地の洗浄と再塗装を行った上で、最新のシーリング材を使用して、丁寧にコーキング補修を施します。
まとめ
サイディングの隙間は、見過ごせば住宅の大きな劣化の原因になります。雨の侵入やカビ、シロアリ、断熱効果の低下など、さまざまなリスクが隠れており、放置すれば大切な家を守るために何度も工事が必要になってしまいます。そこで、定期的な点検や外壁の補修、そして高品質なコーキング材の使用が何よりも大切です。補修方法や塗装の打ち替えといった具体的な作業内容をしっかり把握し、信頼できる業者に相談することで、いつまでも快適な住まいを維持することができます。
私たちの目指す家づくりは、単に見た目を美しくするだけではなく、家族が安心して暮らせる環境を守ることです。もし、隙間の劣化や外壁の補修に不安がある方は、ぜひ、専門業者に無料相談を利用し、丁寧なサポートを受けながら適切な対処を行ってください。安心して暮らせる住まいを守るために、あなた自身も定期的に外壁の状態をチェックし、必要な補修や塗装工事を欠かさないようにしましょう。
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