経年劣化に対する補強や改修ってどうするべき?築年数別にわかりやすく解説!
- s-ishida56
- 3月10日
- 読了時間: 5分
更新日:4月1日

家を持っていると、どうしても避けられないのが経年劣化のメンテナンスですよね。年数が進むにつれて、屋根や外壁、設備だけでなく、床下や配管などにも不具合が出てくる可能性があります。そこで今回は、築年数を目安に、どんな工事や点検をすれば家が長持ちするのかをまとめてみました。ポイントを押さえておくと、いざというときに慌てずに済むはずです。
築10年未満の家:こまめなメンテナンスが鍵
築10年未満でも油断できないところが、外回りの細々した部分。ちょっとした塗装剥がれやシーリングの劣化が、のちの大きな修繕につながることもあります。
塗装の剥がれや色あせ
防水性能が落ちるだけでなく、外観にも影響します。小規模な剥がれなら部分的に塗装するだけでも効果的。
屋根材の浮きやズレ
強風が吹きやすい地域にお住まいなら特に注意です。浮いた屋根材を放置すると、雨漏りやさらなる剥がれのリスク大。
シーリング材の補修
ドアや窓周りのシーリングが劣化すると、雨水や害虫が入りやすくなる場合も。定期的に新しい素材に打ち替えておきましょう。
よくあるリフォーム例
外壁・屋根の軽微な塗り替え:範囲が小さいうちに手を打つと費用がかさまずに済みます。
玄関ドア・サッシの簡易調整:立て付けの悪さがあるときは、蝶番やロックの見直しだけでも改善することが多いです。
築10~20年の家:構造を含めたチェックが重要
築10年を超えたあたりから、床下や地下室、基礎部分などの見えにくいところで少しずつ劣化が進むことがあります。ほどほどの築年数だからと安心せず、チェックを強化してみましょう。
基礎や壁のひび割れ地震や地盤沈下の影響で、基礎や外壁に亀裂が入ることがあるんです。幅が小さいヘアクラックでも、放置すると広がる可能性があります。大きめのひび割れは専門家に相談して、注入材や鉄筋補強などの手段を検討しましょう。
屋根や外壁の劣化範囲の広い塗装剥がれやクラックが目立つ場合は、部分補修ではなく全体の塗り替えを検討するほうが結果的にコスパが良いケースもあります。
配管の点検築15年前後になると、給排水管が経年劣化を起こしている場合も。水漏れや排水の詰まりが頻繁に起きるなら、早めに専門業者にチェックしてもらうと安心です。
よくあるリフォーム例
断熱改修:断熱材を追加したり窓を二重にしたりすると、冷暖房効率がアップし、光熱費も抑えられます。
耐震補強の検討:柱や壁に金具を取り付けたり、筋交いを強化して地震への備えを万全に。
築20~30年の家:家全体の性能向上を目指す時期
ここまできたら、部分的な修繕では追いつかないと感じることが増えてくるかもしれません。家をまるごと見直して、大規模リフォームへ踏み切る方も少なくありません。
耐震補強と断熱改修
耐震補強:基礎全体や主要な壁面に補強フレームを追加し、梁・柱の接合部にも耐震金具をつけるなど、大掛かりな工事になることが多いです。
断熱性能の向上:外壁や屋根をめくって断熱材を入れ替える、内窓を追加して気密を高めるといった改修で、快適度が格段に違います。
設備機器の交換
キッチン・浴室・トイレ:水まわり設備は年々進化しているので、一度にまとめて交換すると、節水機能や収納力もぐんと上がります。
電気配線・照明の見直し:古い配線がショートを起こすリスクを避けるため、耐久性の高いケーブルに交換することも検討しましょう。
床や内装材のリニューアル長年使っていると、傷や変色が目立つフローリングや壁紙もありますよね。思いきって全面的に替えると、部屋が一気に明るくなり、気分もリフレッシュできます。
よくあるリフォーム例
フルリフォーム:間取り変更や内装全面リニューアルを行い、生活動線を見直すチャンス。
外装の全面改修:屋根や外壁を一新することで、防水機能や断熱性が格段に向上します。
さらに押さえておきたいポイント
床下・シロアリ対策築年数が経つとシロアリや湿気の影響も顕在化しがちです。床下点検や防湿工事、シロアリ予防剤の散布など、プロに相談して早めに対策するのがベスト。
施工保証やアフターサービスメンテナンスやリフォーム工事をするなら、保証のある専門業者を選ぶと安心です。塗装や耐震補強でも長期保証を付けてくれるところが増えているので、工事後のフォローも要チェック。
家の寿命を延ばすコツ
定期点検を欠かさない
3~5年おきに専門業者に家まるごと診断してもらうだけで、小さな傷が大事になる前に見つけられます。
信頼できる専門家に相談する
耐震・断熱をはじめ、高度な技術が必要な工事は経験豊富な業者さんほど安心感が違います。
計画的なメンテナンス
築年数ごとのリフォームプランをざっくりでも用意しておくと、修理の優先順位をつけやすいです。いきなり何もかも壊れてしまう事態を回避できます。
まとめ
築10年未満では外壁塗装やシーリングのメンテナンスからスタートし、10~20年で基礎・配管・耐震面を強化し、20~30年を超えたらフルリフォームや大掛かりな断熱・耐震改修も検討してみましょう。築年数が増えるほど大がかりな施工が必要になる傾向はありますが、その分快適性がぐんとアップし、家全体の寿命を延ばすことにつながります。
株式会社フィールドリッチでは、長い目で見て価値が高まる住まいづくりをサポートしています。設計や施工、リフォーム、耐震補強など幅広いニーズに応えられる体制を整えており、お客様一人ひとりの暮らしに合ったご提案が可能です。
「そろそろメンテナンスが必要かも」「フルリフォームやりたいけれど、何から手をつければいい?」と迷われたら、ぜひお気軽にご相談ください。一緒に理想の住まいを叶えるための道筋を探していきましょう!
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