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注文住宅の坪単価を徹底解説~費用を抑えて理想の住まいを作る~

  • s-ishida56
  • 4 日前
  • 読了時間: 7分

「注文住宅を建てたいけれど、実際どれくらいの費用がかかるのだろう?」

「よく聞く坪単価って何?本当の総額はどう計算すればいいの?」

 

このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

家づくりを始める前に、適切な予算を把握することは非常に重要です。

この記事では、注文住宅の坪単価について詳しく解説し、費用を抑えながら理想の住まいを実現するためのポイントをご紹介します。

 


注文住宅の費用構成と坪単価の正体


注文住宅の費用は、主に「建物本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」の3つに分けられます。

中でも大きな割合を占めるのが建物本体工事費であり、これが「坪単価×延床面積」で計算されます。

 

坪単価とは、1坪(約3.3㎡)あたりの建築費用のことです。

一般的に木造住宅の場合、45万円~80万円程度が相場となっています。

しかし、この金額には建築会社によって含まれる内容に大きな差があるため、単純な比較は危険です。

 

例えば、ある会社の「60万円/坪」には基本的な設備しか含まれていないのに対し、別の会社の「70万円/坪」には高性能な断熱材や設備が含まれているケースもあります。

見積もりの内訳をしっかり確認することが大切です。

 

坪単価だけで建築会社を選ぶと、後から追加費用が発生し、結果的に予算オーバーになることも。

比較検討する際は何が含まれているかを必ず確認しましょう。

 


予算内で家づくりを成功させるための計画術


注文住宅を予算内で実現するには、事前の計画が重要です。

以下のステップに沿って進めることをおすすめします。

 

1.総予算の決定

住宅ローンの借入可能額と自己資金から、総予算を決めます。年収の5~7倍程度が一般的な目安ですが、毎月の返済額が無理のない金額になるよう計算しましょう。


2.土地と建物の予算配分

土地をこれから購入する場合は、総予算の3~4割を土地代に、残りを建物や諸費用に充てるのが一般的です。

 

3.詳細な資金計画の作成

建物本体だけでなく、外構工事や家具・家電の購入費用、引っ越し費用なども含めた資金計画を立てましょう。

 

4.余裕資金の確保

予想外の出費に備えて、総予算の5~10%程度は余裕を持たせておくことをおすすめします。

 

資金計画は家づくりの成功を左右する重要なステップです。

金融機関や住宅会社の無料相談を活用して、専門家のアドバイスを受けることも検討しましょう。

 


シミュレーションで見る!坪単価と総額の関係


実際に坪単価と総額の関係をシミュレーションしてみましょう。

30坪の住宅を例に、坪単価別の総額を比較します。

 

【坪単価50万円の場合】

建物本体:30坪×50万円=1,500万円

付帯工事(外構等):200万円

諸費用:150万円

合計:1,850万円


【坪単価60万円の場合】

建物本体:30坪×60万円=1,800万円

付帯工事(外構等):200万円

諸費用:150万円

合計:2,150万円


【坪単価70万円の場合】

建物本体:30坪×70万円=2,100万円

付帯工事(外構等):200万円

諸費用:150万円

合計:2,450万円


同じ30坪でも、坪単価の違いで総額に600万円もの差が生じます。

住宅ローンでこの差額を借りると、35年返済・金利1%の場合、毎月の返済額に約1.6万円の違いが出ます。

 

坪単価10万円の差は、長期的に見ると大きな金額になります。

自分たちのライフプランに合わせた適切な予算設定が重要です。

 


ポイントとなる坪単価を抑える7つの方法


坪単価を抑えつつも理想の住まいを実現するための具体的な方法をご紹介します。

 

1.建物の形状をシンプルにする

凹凸の少ない長方形や正方形の平面プランは、複雑な形状に比べて建築コストが15~20%程度抑えられます。

 

2.適切な延床面積の設定

必要以上に広い家は維持費も高くなります。家族の生活スタイルに合わせた必要十分な広さを検討しましょう。

 

3.水回りを集約する

キッチン、浴室、洗面所、トイレなどの水回りを近くに配置することで、配管工事のコストを削減できます。

 

4.将来を見据えた段階的な設備投資

最初から全ての設備をハイグレードにするのではなく、基本性能を確保した上で、将来必要に応じてリフォームやアップグレードする計画も検討しましょう。

 

5.地域の優良工務店を検討する

大手ハウスメーカーに比べ、地域密着型の工務店は中間マージンが少なく、コストパフォーマンスに優れている場合があります。

 

6.適切な構造・工法の選択

在来工法、2×4工法、パネル工法など、様々な工法があります。コストと性能のバランスを考慮して選びましょう。

 

7.DIYや施主支給の活用

照明器具やカーテンレールなど、自分で購入して取り付けられるものは施主支給にすることでコストダウンが可能です。

 

コストダウンは単なる値引きではなく、知恵と工夫で実現するもの。

無理な値引きは品質の低下につながる可能性があるため注意が必要です。

 


建築会社選びで気をつけるべき点


建築会社選びは、坪単価だけでなく以下の点にも注目しましょう。

 

1.見積もりの透明性

「一式」表記が多い見積もりは内訳が不明瞭で、後から追加費用が発生するリスクがあります。項目ごとに詳細な内訳を提示してくれる会社を選びましょう。

 

2.標準仕様の確認

各社の「標準仕様」に何が含まれているかを確認することは非常に重要です。断熱材のグレードや設備の内容など、細部までチェックしましょう。

 

3.アフターサービスの充実度

長く住み続ける家だからこそ、建てた後のサポート体制も重要です。定期点検やメンテナンスのプランを確認しましょう。

 

複数の建築会社から見積もりを取り、比較検討することが理想的です。

その際、単に価格だけでなく、提案内容やサービス内容も含めて総合的に判断しましょう。



住まいの質を落とさずに費用を抑える秘訣


費用を抑えつつも住まいの質を確保するには、以下の点に注意しましょう。

 

1.基本性能への投資

断熱・気密・耐震性能など、家の基本性能は長期的な快適性や安全性に直結します。ここへの投資は惜しまないことをおすすめします。

 

2.設備のグレードは優先順位をつける

全ての設備をハイグレードにするのではなく、よく使う場所や重視したい機能に絞ってグレードアップする方法も。

 

3.メンテナンス性を考慮した素材選び

初期費用が安くても、メンテナンス費用が高い素材は長期的に見るとコスト高になります。維持管理のしやすさも考慮しましょう。

 

見えない部分にこそお金をかけ、見える部分は工夫して節約するという考え方が、長期的に満足度の高い家づくりにつながります。



別の選択肢:規格型住宅やセミオーダー住宅


完全なフルオーダーの注文住宅にこだわらなければ、規格型住宅やセミオーダー住宅も魅力的な選択肢です。

 

1.規格型住宅

あらかじめ定められたプランから選ぶ形式で、設計費用が抑えられる分、坪単価も比較的リーズナブルです。

 

2.セミオーダー住宅

基本プランをベースに部分的にカスタマイズできる住宅。フルオーダーより費用を抑えつつ、ある程度の自由度が確保できます。

 

3.建売住宅のカスタマイズ

建売住宅を購入し、一部をリフォームする方法も。土地代込みでの価格が明確なので、予算管理がしやすいというメリットがあります。

 

どのタイプが良いかは、予算や希望するカスタマイズの程度によって異なります。

それぞれのメリット・デメリットを理解した上で検討しましょう。

 


まとめ:理想の住まいを予算内で実現するために


注文住宅の坪単価を理解し、費用を抑えながら理想の住まいを実現するためのポイントをまとめます。

 

・坪単価は会社によって含まれる内容が異なるため、単純比較は避ける

・総予算から逆算し、土地と建物のバランスを考慮した計画を立てる

・シンプルな形状、水回りの集約など、設計の工夫でコストを抑える

・基本性能には投資し、設備は優先順位をつけてメリハリをつける

・複数の建築会社から見積もりを取り、内訳をしっかり確認する

・余裕資金を確保し、追加費用に備える

・規格型住宅やセミオーダー住宅など、様々な選択肢を検討する


家づくりは予算との戦いではなく、限られた予算の中で最大限の満足を得るための創造的な作業です。

工夫次第で、費用を抑えながらも理想の住まいを実現できます。


当社では、限られた予算でも理想の住まいを実現するための無料相談を行っています。

もし注文住宅についてご質問や、お悩みがありましたら、いつでもフィールドリッチにお問い合わせください。

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