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長期優良住宅とZEHの違いとは?ZEHの基準から、向いている人まで、住宅のプロが詳しく解説!

こんにちは。今回は「長期優良住宅」と「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」について深く掘り下げ、それぞれの特徴と違い、さらにZEHとなるための具体的な基準を詳しく解説します。

費用感の違いや向いている人、逆にやらなくてもいい場合についても触れていきますので、ぜひ最後までご覧ください。




1. 長期優良住宅とは?


まず、長期優良住宅とは一体何か、その概要を見ていきましょう。

長期優良住宅とは、従来の住宅に比べて長期にわたって良好な状態で使用できる住宅のことを指します。

以下の基準を満たした住宅が認定されます:

  • 耐震性

    • 地震に対する優れた耐震性能を有し、災害に強い建物であること。

  • 劣化対策

    • 適切な劣化対策が施されており、将来にわたって安心して住み続けることができること。

  • 維持管理・更新の容易性

    • 点検や修繕が容易に行える構造となっており、住宅を長く保つための管理がしやすいこと。

  • 可変性

    • 家族構成の変化などに応じて間取りの変更が容易であること。

  • バリアフリー性

    • 高齢者や身体の不自由な方も住みやすい住宅であること。

  • 省エネルギー性

    • 断熱性やエネルギー効率が高く、省エネ性能が確保されていること。



2. ZEH(ゼッチ)とは?


次に、ZEHについて詳しく見てみましょう。

ZEHとは「Net Zero Energy House」の略で、日本語では「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」と呼ばれます。これは、住宅が年間に消費するエネルギーを、太陽光発電などの再生可能エネルギーでまかなうことができ、実質的にエネルギー消費がゼロになる住宅のことです。

ZEHの特徴として、以下の要素が求められます:

  • 高断熱性能

    • 建物自体の断熱性能を高め、エネルギーの消費を抑える工夫が施されています。

  • 高効率設備

    • 家電や給湯設備、エアコンなど、高効率な設備を導入し、省エネルギーを実現します。

  • 創エネルギー

    • 太陽光発電や蓄電システムなど、再生可能エネルギーを利用し、エネルギーを自給自足する仕組みがあります。

  • エネルギーマネジメント

    • HEMS(Home Energy Management System)によるエネルギーの最適管理が行われます。



3. 長期優良住宅とZEHの違い

それでは、長期優良住宅とZEHの主要な違いについてわかりやすくまとめましょう。

  • 目的

    • 長期優良住宅:耐久性、維持管理の容易さ、安全性を重視し、長期間使用するための住宅。

    • ZEH:エネルギー消費をゼロにすることを目指した、エネルギー効率の高い住宅。

  • 性能基準

    • 長期優良住宅:耐震性、劣化対策、維持管理、バリアフリー、省エネルギーなどの総合的な性能。

    • ZEH:高断熱、高効率設備、創エネルギー、エネルギーマネジメントといった省エネに特化した性能。

  • 費用感

    • 長期優良住宅:通常の住宅に比べやや高めですが、耐久性やメンテナンス費用の低減が期待できます。

    • ZEH:初期投資が高めですが、長期的にはエネルギーコストの削減が見込まれます。補助金や税制優遇策も利用可能です。

  • 補助金と税制優遇

    • 長期優良住宅:一定条件を満たせば政府からの補助金や税制優遇措置があります。

    • ZEH:省エネ性能を重視した補助金や税制優遇措置が提供されています。



4. ZEHとなる基準とは?

具体的なZEHの基準について解説します。

  1. 断熱基準

    • 建物の断熱性能は、地域ごとに定められた外皮平均熱貫流率(UA値)を超える必要があります。

  2. 省エネ基準

    • 冷暖房、給湯、照明、換気の各システムについて、省エネルギー性能が認められているものを使用します。

  3. 再生可能エネルギーの導入

    • 太陽光発電やその他の再生可能エネルギーを導入し、そのエネルギーを消費エネルギーに対して実質ゼロにすることを目指します。

  4. エネルギーマネジメントシステム(HEMS)

    • エネルギー消費を最適に管理するためのシステム(HEMS)の導入が必要です。



5. 向いている人・やらなくてもいい場合

それでは、どちらの住宅がどのような人に向いているのか、具体的に考えてみましょう。


向いている人

  • 長期優良住宅

    • 長期的に安定した住環境を求める方。

    • 将来的なメンテナンスやリフォームコストを抑えたい方。

    • 特に高齢者や家族構成の変化を見越してバリアフリー性や可変性を重視する方。

  • ZEH

    • 環境意識が高く、エネルギー自給自足を目指したい方。

    • 初期投資が多少高くなっても、長期的なエネルギーコスト削減を重視する方。

    • 補助金や税制優遇を活用して経済的メリットを享受したい方。


やらなくてもいい場合

  • 長期優良住宅

    • 短期間だけ住む予定がある方。

    • 長期間の住宅維持が経済的に困難な場合。

    • 初期コストを低く抑えたい場合。

  • ZEH

    • 太陽光発電などの再生可能エネルギーを設置するスペースや環境が整っていない場合。

    • 初期投資をできるだけ少なくしたい方。

    • エネルギーコストの管理や運用に手間をかけたくない方。




まとめ

いかがでしたか?長期優良住宅とZEH、それぞれの特徴と違いから、ZEHとなるための基準、費用感の違い、向いている人、やらなくてもいい場合について詳しく解説しました。どちらの住宅にも明確な目的とメリットがありますので、ご自身のライフスタイルや価値観に合わせて、最適な住宅を選んでください。


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