会議室棟 新築工事 施工事例
- s-ishida56
- 10月15日
- 読了時間: 3分
先日行った新築の施工を解体から完成まで、ご紹介します。
完成後


解体
最初は解体から。

重機と手作業を併用し、表層撤去から残置物の分別回収までを一貫対応。
粉じん・騒音を抑えるため散水と養生を徹底し、搬出動線を最短化して近隣負荷を低減しました。
現場に混在していた木くず・金属・土砂を適正に分別し、産業廃棄物はマニフェスト管理で確実に処理。
更地化後の整地まで行います。
基礎


地盤改良後、外周の砕石敷きと転圧で支持力を確保し、ベースコンクリートを高精度に打設。
立上りは重量ブロック基礎、アンカーボルトは通り・レベルをレーザーで管理しました。
打設後は適切な養生期間を確保し、ひび割れ抑制と強度発現を徹底。
立上りと土間の取り合いも止水性・耐久性に配慮し、長期安定性を支える基礎が完成しています。
柱

木造軸組で柱・梁を順次建て込み。
通り芯と垂直精度はレーザーで管理し、仮筋交いで剛性を確保しながら安全に上棟へ進めました。
ホールダウン金物・アンカーボルトの取り合いも現場で再確認しています。
雨天時でも濡れ養生と滑り対策を徹底し、部材保護と作業安全を両立。
構造用合板・火打ちで水平剛性を高め、会議室棟に必要な耐震性・遮音性の基盤を整えました。
屋根

下葺きには高耐久の改質アスファルトルーフィング「TAJIMA P-EX+」を採用。
重ね幅・釘間隔・立ち上がり処理を基準どおりに施工し、雨仕舞いの信頼性を高めました。
昇降設備・親綱を設置し、高所作業の安全も確保しています。
勾配・流れ方向に合わせて水下から順に張り進め、貫通部はシールと捨て板で一次防水を強化。
後工程の屋根仕上げ(ガルバリウム等)との取り合いも、役物で止水性とメンテナンス性を両立しました。
外装

外壁の一次防水として透湿防水シートを全面に張り込み。
重ね幅・立ち上がり・開口部周りの納まりを基準どおりに管理し、雨水の侵入を防ぎつつ壁内の湿気を外へ逃がす通気層を確保しました。
タテ胴縁で通気の流れを作り、仕上げ材(サイディングや金属外壁)との取り合いは水下基準でシステム化。
将来のメンテナンス性と断熱・遮音性能のバランスを最適化しています。
内装

勾配天井に現し梁を採用し、木質感と開放感を両立。
白壁とグレーのアクセントで視線を誘導し、会議室としての落ち着きと明瞭な視認性を確保しました。
窓は採光と換気量をバランスさせ、眩しさを抑える配置です。
床はタイルカーペットで遮音性・メンテナンス性を向上。
LEDベースライトと壁掛けエアコンで快適な照度・温熱環境を実現し、居住性と省エネ性を両立しています。
完成

片流れボリュームに縦リブの金属外壁を採用し、シャープでメンテナンス性の高い外観に仕上げました。
基礎天端の見切りを丁寧に納め、雨跳ねへの配慮と躯体保護を両立しています。
ハイサイド窓で室内奥まで自然光を取り込みつつ、外壁の意匠ラインを崩さない水平見付を確保。
換気フードや電気配管は水下基準で配置し、止水性とメンテ性を向上しています。
エアコン室外機は建物際に設置し、配管ルートを最短化。
保守スペースを確保しつつ、通路動線の妨げにならない配置計画です。

勾配天井に現し梁を組み合わせ、木質感と開放感を両立。
壁は白を基調にグレーのアクセントで空間を引き締め、会議・研修時の集中度を高めます。
タイルカーペットで歩行感と遮音性を確保。
LEDベースライトは均一な照度を確保し、壁掛けエアコンと換気設備で快適性と省エネ性を両立しました。
可動テーブルを採用し、レイアウト変更が容易。少人数の打合せからセミナーまで柔軟に対応できます。




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